2015年02月22日

岡崎京子『戦場のガールズライフ』@世田谷文学館

前日の冷たい雨とは対照的に、日差しも暖かく、風も無かった木曜日・・・
お仕事帰りにお散歩がてら歩いて「世田谷文学館」へ。

文学館.JPG

岡崎京子展『戦場のガールズライフ』
を見てきました。

ぽスター.JPG

上京して、大学に通って、なんとか卒業して、仕事にも就いて・・・
とにかく自身の生活がカルチャーショックと変化に溢れていたころに、何かキョーレツな刺激が欲しくて岡崎作品を手に取ったのだと記憶している。

作品がすごいのももちろんなんだけれど、それを読んでいた頃の自分のことがどわ〜っ!!とフラッシュバック・・・。
展示を見ながら「ぬお〜っ!!」って気持ちになってしまった・・・。

20年前に描かれた作品に登場する女の子たちは、今尚時代のアイコンと成り得るくらい、新鮮さを失ってないところが見事。

「いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。
いつも。たった一人の。ひとりぼっちの。
一人の女の子の落ち方というものを。」

という岡崎氏本人の言葉は、作品の魅力の全てを語っているのかもしれない。

併設する図書館に、岡崎作品が沢山置いてあったので、展示を観たあとでちょっと読みふけってしまいました。


この展覧会を観に行った翌日に、川崎の河原で、中高生とみられる男子の全裸死体が見つかったニュースがTVで流れました。

河原で朽ち果てた遺体が登場する岡崎作品『リバーズエッジ』がまたまた蘇って、少し怖い気持ちになりました。
『リバーズエッジ』が、氏の作品の中で、一番印象的だった私としては・・・。

殺伐とした事件が相次ぐ、殺伐とした世の中になったなあ、としばしば思う。

岡崎作品に登場するどこか殺伐として、危なっかしい瞬発力を秘めた女の子たち。

もしかしたらいつの時代も内包していたことなのかもしれなくて、それに気づかずに、気づいても見て見ぬふりをして大人は生きているのかな・・・とか。
20年前に読んだとき、「こんな子ありえない〜っ!!」
って思っていたような、登場人物たちにそっくりな女の子たちが、今は世の中に溢れているな〜、とか。
(人形みたいな完璧なプロポーション、美しさを兼ね備えた女の子とかね・・・)

まあ、いろいろ考えますね・・・。
何しろ作品が強烈だから・・・。

りりこ.JPG

唯一、写真撮影OKだった、ヘルタースケルターのりりこ様。

出口付近に鎮座していました。

ヘルタースケルターは、行き着くところまで行き着いてしまった感じであんまり好きな作品ではないのだけれど・・・
「TO BE CONTINUED」
の文字を見たときに、今の時代を、今の時代の女の子を見て、岡崎京子はどんな女の子を描くんだろうか、と、そんな日が来るといいなあ・・・、と。
心の隅で思ったのでした。

「戦場のガールズライフ」
3月末までやってます。

私ももう一回くらい行ってみようかな・・・。

http://www.setabun.or.jp/exhibition/exhibition.html

http://www.setabun.or.jp/document/pressrelease_okazaki_2015.pdf







ラベル:アート
posted by うたうわんこ at 03:15| Comment(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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